ただいま[わんにゃんスクラッチ マンチカン3] 販売中!


昨日8/25から、[わんにゃんスクラッチ マンチカン3
(1枚200円)]
の販売が始まりました。

今回のルールは“ラッキートライアル”。

まず、券面左側にある「ラッキーマーク」と書かれた
赤枠の中を削ります。
次に。その横にある赤枠6個の中を全て削ります。
ラッキーマークの絵柄が、6個の赤枠の中に“1個”あれば
当たり!です。

当たった絵柄の左横に出た金額が当選金となり、今回は
最高300万円!!
当選本数は12本です。

[マンチカン3]の登場で、[カニンヘン・ダックスフンド
(1枚200円)]と合わせ、[わんにゃんスクラッチ]はワン
ちゃん、ネコちゃん揃い踏み。
犬派の方も猫派の方も安心して?ご購入いただけますよ。

ワンちゃん、ネコちゃんだ〜い好きな皆さまのご来店
お待ちしています。
(T店長)


西村しのぶ『砂とアイリス』の最終第5巻が集英社から
発売されました。

西村しのぶの作品が発売予定日通りに、しかも“完結”
するなんて!集英社の編集者、優秀過ぎます。

そもそもこれまではシリーズ作品であれ、作者が思い立っ
たら?どこかに掲載されるという状況で、単行本化はもと
より“完結”など夢のまた夢。
今回のシリーズ完結は30年前の『美紅・舞子』以来の壮挙
と言えるでしょう。

さて創作の基本は9割のホントに1割のウソなどと言われて
いますが、遺跡発掘という場を舞台にした『砂とアイリス』
では専門用語が何の註釈も無く飛び交い(『黒死館殺人事件
を創起させる位、潔く一切の説明が無い!)、西村作品独特の
リアリティ(とリズム)が醸し出されているのですが、1割の
ウソ「登場人物のほぼ全てが前のめりな程ポジティブ」な
おかげで、読み進めていくには何の問題もありません。

ヒロインがパートナーと実は不倫関係、など他の作品で
あれば何かしらの苦悩葛藤が描かれる筈が、ここもおおよそ
スルー(その辺りを深く描いた『RUSH』はなまじ西村作品
では異色作)。
ただ登場人物達が能天気という訳ではなく、深い思索が
あった(だろう)と思わせた末でのポジティブなので、読み手
のこちらもついつい乗せられて、何故か元気になってしまい
ます。

昔、『一緒に遭難したいひと』の新聞評に「読めば元気に
なるマンガNo.1」というフレーズが踊った事がありましたが、
モブでしかない筈の牡蛎小屋の女の子のポジティブな絡み具合
を見るにつけ、この「No.1」の看板は西村作品にとって全く
もって不変と感じざるを得ません。

作品を畳むのに、あくまで人間関係の清算でなく“区切り”
とした『砂とアイリス』。
青春の終わりを劇的に告げた『美紅・舞子』のラストと
打って変わり、私たちは変わらずこれからも生きていくと
いう、人としての生き方を何の外連も無く淡々と描き切った
最終回に、30年の時を経た西村作品の軽やかな“重み”を
感じずにはいられません。

<本日抽選日>
[ナンバーズ3&4]第5767回
[ロト6]第1615回